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中国の平安グループとの合弁会社設立に関する契約締結のお知らせ

2019年4月26日
SBIホールディングス株式会社
SBIネオファイナンシャルサービシーズ株式会社

 SBIホールディングス株式会社(以下「当社」)の100%子会社で、地域金融機関等への新技術の導入を支援するSBIネオファイナンシャルサービシーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:北尾 吉孝)は、このたび世界最大級の民間金融機関である中国平安保险(集团)股份有限公司(英名:Ping An Insurance (Group) Company of China, Ltd.、以下 「平安グループ」)の完全子会社である安科技术有限公司(英名:An ke Technology Co., LTD.)および平安グループの子会社で当社グループの出資先でもある壹账通金融科技有限公司(英名: OneConnect Financial Technology Co., LTD.、本拠地:中国上海市、以下「OneConnect社」)と合弁会社SBI OneConnect Japan株式会社(以下、「SBI OneConnect Japan」)を設立することについて契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。SBIグループの出資比率は60%となります。

 OneConnect社は中国最大級のフィンテックSaaS(Software-as-a-Service)プラットフォームを提供しています。2018年12月末時点で590の銀行、72社の保険会社と2,500以上のその他金融機関にサービスを提供している実績があります。同社は金融事業における課題を解決するべく、先進的なフィンテック関連技術の活用に注力しています。具体的には金融機関向けにスマートフォンアプリケーション、サプライチェーンファイナンスプラットフォーム、AIチャットボット、リスク判定ツールなどのサービスを提供し、金融機関の収益拡大、リスク管理の強化、顧客サービスの改善、さらにはコスト削減に寄与しています。一例として中国の金融機関向けに提供しているスマートフォンアプリケーションでは導入後の効果として新規ユーザー獲得数が従来の7倍に増加した実績があります。アプリケーション上では銀行が提供する金融コンテンツに限らず、人々の生活に密着する生活サービスも連携して提供しています。人工知能で顧客の好みを分析学習し、一人ひとりの好みに合わせた最適なレコメンドを行います。また、同アプリケーションにオンライン即時口座開設機能、AIチャットボットなどの機能も備えているため、銀行員の業務効率化にも役立っています。

 今後、SBI OneConnect JapanはOneConnect社のスマートフォンアプリケーションをはじめ、様々なフィンテック関連技術のローカライズを行います。既に地域金融機関向けにフィンテックサービスの導入支援を行っているSBIネオファイナンシャルサービシーズ株式会社をはじめSBIグループ各社のネットワークも活用し、国内の金融機関や事業会社向けにフィンテックサービスの導入を推進して参ります。

以上